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「FEDECAの原点」

理念~木と鉄の文化の継承~


日本は古来より木と鉄の密接な関係に基づいて文化を育んできました。


砂鉄と木炭をもとに、純度の高い鋼を生産する日本古来の製鉄法「たたら製鉄」、

そしてそれを原料とし、世界最高の鉄刀と呼ばれる「日本刀」を生み出した刃物文化。


現代においても、刃物は道具として木や竹を切ったり、削ったり、生活の中で欠くことのできない存在です。

しかし、最近では便利で安全な道具にとってかわられ、

私たちの生活で刃物を使用する機会が大きく減少してしまいました。


日本には刃物の伝統製法を引き継ぎ深化させる、素晴らしい技術をもった鍛冶師の方々がたくさんいます。

そうした技術を次の世代につなげていく。


そのためには、もう一度、「切ること」「削ること」といったモノづくりの基本となる動作の大切さを見直し、多くの人に、刃物で物を作ることの楽しみや喜びを感じていただきたい。そして、刃物を身近に親しんでいただきたい。


今のライフスタイルにあわせた形で、刃物の需要を喚起し、木と鉄により育まれた刃物文化を次の世代に継承する。

 

これが、私たちが2015年に"FEDECA"を立ち上げた際に掲げた理念です。



・ブランド名の由来



FEDECAの ”FE” は鉄の元素記号、”CA” がカーボン(炭素)の頭の2文字に由来しており、

それをイタリア語で信頼という意味の ”FEDE” という言葉でつなげた造語になります。


「木と鉄の文化」を次の世代に継承する、そしてそれをFEDECAというブランドを通じて、

世界中のお客さまとの信頼関係を構築する。


こうした強い思いが込められております。





・ブランドロゴの由来




FEDECAのロゴマークは「たたら製鉄」の炉を表現したものになります。


そのモデルとなった弊社で以前製作した「たたら」の炉の写真が下になります。


中央で縄にくくられたものは「紙垂(しで)」と言う聖域を示す象徴でして、

このたたらの中で行われている製鉄は、木や鉄といった八百万の神々により創造された大地の恵みを使って

鋼を作り出すという神聖な行為であり、大地の恵みに対する感謝と尊敬の意をこの紙垂に込めています。


見比べていただくとわかるのですが、ロゴは実際のたたらより横長で末広がりにしております。


これは大地の力強さを表現しておりまして、その恵みからたくさんパワーを吸い上げて良質な鋼、

そして刃物が生み出されている姿を表現しております。





 

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